asahi.com:小惑星探査機「はやぶさ」、地球帰還準備が本格化 - 社会
昨年11月に地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワへの離着陸に成功した宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」が、今月から地球帰還に向けた準備を本格的に始める。化学エンジンやバッテリーに故障を抱え、準備作業には通信途絶や爆発の危険が伴う。一辺1.5メートルほどの小さな機体が厳しい状況を乗り越え、地球へ向かう針路を目指そうとしている。
asahi.com:小惑星探査機「はやぶさ」、地球帰還準備が本格化 - 社会 より引用
これまでの はやぶさ の危機的な状況を考えれば、地球に帰れるための準備に入れるということは奇跡的なことです。
一時は、制御不能でクルクルと回転しながら宇宙の迷子として彷徨う運命なのかと心配していました。
それが、今では通信もできるようになり、太陽電池も正常に作動しているようです。
運の強い子です。
とはいえ、楽観できることばかりではないようです。
機体内に漏れた燃料の排除も状況が確実に掴めてはいないようです。
太陽熱で暖められて、膨張しいつ爆発しても……。
という想定はまだまだ外すことができません。
また、通信に 『片道6分以上かかる』 そうです。
呼びかけて、答えが返ってくるまでに12分以上。
カップラーメンが4つは確実にできてしまう時間です。
つまり はやぶさ から得られた答えは、6分前の状態です。
その6分間に はやぶさ 何が起こっているのか、知ることができないわけです。
そんな状態で、ナーバスになる地球帰還準備をするリスクを考えると
心配になってしまいます。
それに、地球帰還までの間には色々な作業も残っているようです。
その作業工程もかなりのリスクを背負って行わなければならないことが多いようです。
一難去ってまた一難です。
はやぶさ には、なかなか安心して地球への岐路を望むことが難しいようです。
それでもせっかくここまで頑張ってきた はやぶさ 。
かつて、通信も途絶え独りで訳もわからずクルクルと回っていた時とは、違います。
地球から常に見守って、声をかけて指示も、応援もしてもらえます。
だから。
なんとかもうひと頑張り。
地球に無事降り立つことを願ってやみません。
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「はやぶさ」によるイトカワの科学観測成果、科学雑誌「サイエンス」が特集!
を見て、はやぶさの成果や論に異議申し立ての思いはありません。というか難しくてわからないところも多いので、やっぱり個人的に思ったことをつらつらと。
質量の推定について
- 天体からの引力を【既知】と決め付けた上で、測定に使っている。
どのようにして計ったのであろうか?
イトカワ生成の過程
- 推定として、天体が崩壊した時に出たくずが寄せ集まってできたと考えられている。
- 形状の観察と質量の測定により、「くずの寄せ集め」の仮定がほぼ正しいであろうという証拠の一部が集まった。
- 表面の性状。
・ 滑らかな部分と粗い部分が狭い天体に混在する(イトカワが単一の星から分離しただけではない証明になる?)。
・ 引力の作用によって質量の大きさによって引っ張られる場所がかわるから。これも証拠の1つ。
イトカワの形状
- その証としてラッコのような形状になる(かわいい)。
報告の内容は、今までの「はやぶさ」の成果をまとめられた、30ページにわたり写真や解説図中心のビジュアル的な構成となっています。
その報告の中でとても気にかかったのは、「質量の測定」の部分。
天体観測界では常識(?)なのかもしれませんが、「よくぞ考えつきました」と感じです。
物質の構成を見て、大きさから推定するしかないような。それができないから実験的な形で、他の天体からの引力を【既知】として推定せざるを得ないのでしょうか。
物が目に見えないだけに、推定するのは難しいです。真値に近い値が出るのだとすると、見えないものを推定していける力はすごいものです。
とにもかくにも、こうして資料を運んでくれたのが「はやぶさ」なのです。
これだけの情報(サンプリングは失敗してしまったかもしれませんが)と成果を残しました。
後は無事に地球に還って来るだけですね。心から持ちどおしいと思います。
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2006年5月末現在の「はやぶさ」探査機の状況について(宇宙科学研究本部|JAXA)
以下、私がこの記事を読んだ解釈と感想です。
交信状態について
- はやぶさとの低利得アンテナ交信が可能になったようで、はやぶさの姿勢制御が可能な状態にまで復旧した。
- それにより、中利得アンテンでの交信も可能になった。
機体に気体が…?
- 何らかの気体が機体内に溜まってしまった。
- それを放置すると、太陽付近を通過する時に温度が上して、機体中の気体が膨張し、機体が破損する恐れがある。
- それを回避するために、中の気体を輩出すべくベーキングという作業を行っている。
- 明確に気体の排出が確認されないものの、状態としては大丈夫であろうと判断された。
イオンエンジンは…?
- エンジンの状態は4台のうち2台が作動する状態にあります。
- 残りの2台のうち、1台については触れられていないのでわからない(ダメなのかも)けれども、もう一台は条件さえそろえば動くかも知れないようです。
- とりあえず2台が動けば地球に帰還するには問題なく、この状態でも『イトカワ到着前』に近い性能なのだそうです。
トラブルからの復旧の作業だったのが、当初の計画遂行のための作業へと変わってきているようです。
このままよそ見をしたり、気まぐれに他の星に気を取られて飛んでいかなければ、地球に帰還できる可能性が出てきました。これまでは交信もままならず一人ぼっちだった【はやぶさ】ですが、これからは、地球とのやり取りの中で、見守られつつ計画が進んでいくことになるのでしょう。
これまでもたくさんの奇跡と踏ん張りを見せてくれた【はやぶさ】。
もう一人じゃないんだから、後もうちょっと頑張ってみようね。
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2005年末より地上局との交信が途絶えていた『はやぶさ』。
「60〜70%の確率」でスピン運動が収束するだろう(
はやぶさ、地球への帰還を3年延期(MYCOM PC WEB))
と言われていたものの、どうなることかははっきりせず、いたたまれない思いで状況を見守っていました。
姿勢の乱れが徐々に収まったためか通信は回復の傾向にあるようです。
宇宙科学研究本部|JAXA本年1月下旬に「はやぶさ」からの電波が受信されるようになりましたが、きわめて脆弱な交信状況に留まっていました。続いて2月末になって、ようやくテレメトリデータを取得することができ、探査機内部の状態が確認できました。さらに、3月6日に軌道をあらためて推定することができ、確度は依然低いものの、現在の位置・姿勢情報、ならびに現在の状況をおおまかに把握することができました
宇宙科学研究本部|JAXA-「はやぶさ」探査機の状況について-より引用
「はやぶさ」の向きが都合の良い方向に向いたようで、
太陽電池に十分発電ができ通信もできる場所に落ち着いたようです。
それでも良い話ばかりではなく、
搭載している2種類のエンジンの内、
化学エンジン用の燃料は全量送出した模様。
イオン推進装置用の燃料は望みがある。
しかし、イオン推進装置が正常に稼動するかどうかは不明。
仮にイオン推進装置が正常に稼動したとして、機体内に燃料が残っている可能性がある。
そもそも姿勢制御用の化学エンジンが壊れてしまった時点で、まともな制御はできない。
よい情報より、悪い情報の方が何倍も多い状態です。
通信が復活したので、詳細な状況把握はこれから入ってくることでしょう。
地球から太陽方向に約3億3000万キロ。
想像もできないような距離ですが、
今後状況をみながら、地球帰還に向けた準備試験等を行うようです。
うまくいけば、
2010年6月頃には、地球に帰還することができるかもしれません。
真っ暗な宇宙空間で不本意にもクルクルまわり、
大切な燃料を失いながらも踏ん張った 「はやぶさ」。
独りぼっちでも地上からの通信に励まされながら、地球に戻ろうと健気に頑張っているんですね。
もう運の良さだけが頼りの感じですが、応援していきたいです。
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12月06日の日記でご紹介した
はやぶさ2007年6月の地球への帰還が難しくなったことが、公表されました。
探査機内部に漏れ出した燃料が気化し機外に噴出したことで、
姿勢変動が起こった模様です。
現時点で探査機との通信は行えていませんが、
時間をかければ通信が回復する可能性は高いものと考えられます。
宇宙航空研究開発機構(JAXA) より引用
3年延期した2010年6月の帰還を目指すそうです。
11月の末に起こった燃料漏れの影響からか、
今は、コマのように首を振ったスピン運動(コーニング運動)になっていて、
【はやぶさ】 と通信もできない状態なのだそうです。
このスピン運動は時間をかければ、いつかは収束する予定だそうで、
スピン運動が収束さえすれば、通信可能になるはずなのだとか。
通信が可能になれば、地球への帰り方や
当たっていないと推測されるソーラパネルからの電力供給も再開されるのです。
疑問なのは、摩擦がないはずの宇宙空間でクルクル回っている 【はやぶさ】 が
どうして動きを収束することができるのでしょう?
本来なら、
X軸、Y軸、Z軸3軸のリアクションホイールが正常に作動していれば、
もっと早期に回転は収束したはずです。
しかしながら、X軸とY軸のリアクションホイールは、故障してしまいました。
それでも、Z軸の方向のみに安定することができるから、
Z軸リアクションホイールだけがかろうじて機能しているおかげで、
摩擦がゼロといっても、物理的反動で回転は収束にむかうことができるのです。
【はやぶさ】 が1日も早く、
ソーラーパネルが太陽側に、通信アンテナが地球側に向くことを
願うばかりです。
幾度ものトラブルに見舞われながらも、奇跡的に乗り越えてきた 【はやぶさ】。
帰還が成功する確率は、60〜70%との事。
後もう一息踏ん張って、帰ってきて欲しいです。
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